自立支援医療制度でうつ病治療費が安くなる
うつ病になって、病院に通いだすと
治療費が高い!!
という悩みはありませんか?
そんな時に使える国の制度があります。
自立支援医療制(精神通院医療)
自立支援医療(精神通院医療)は、精神疾患(てんかんを含みます)で、通 院による精神医療を続ける必要がある病状の方に、通院のための医療費の自己 負担を軽減するものです。
厚生労働省HPより
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/jiritsu/dl/03.pdf
この制度を使うと、医療費負担が1割にまで下がります。
長引くことも多い病気ですし、
医療費もバカにならないと思います。
対象となるのは、全ての精神疾患で
・不安障害
・薬物などの精神作用物質による急性中毒又はその依存症
・知的障害
・強迫性人格障害など「精神病質」
・てんかん など
を含みます。
利用するには簡単にまとめると、4ステップあります
①主治医に相談して診断書を書いてもらう
②申請用紙をもらう
③書類を持って役所へ行く
④自立支援医療受給者証が届くのを待つ
①主治医に相談して診断書を書いてもらう
自分が自立支援医療を受けれるかを相談して下さい。
受けられる際には、主治医に診断書をお願いして下さい。
(5000円ほどかかりますが、結果として申請する方がお得です)
②申請用紙をもらう
役所の
障害福祉課
保健福祉課
などで貰う事ができます。
最近は、クリニックでもらえる事もあるそうなので相談してみて下さい。
③書類を持って役所へ行く
「診断書」と「申請用紙」「世帯の所得の状況等が確認できる資料」
「健康保険証」「印鑑」 を用意して市役所などに提出します。
*自治体によって必要書類が違うことがあるので、
自治体の公式サイトでご確認をお願いします。
調子が悪い時は、この役所に自分で申し込みに行くというのが
1番大変だと思いますが、代理人申請も可能ですので
出来るだけ早めに申請する事をオススメします。
④自立支援医療受給者証が届くのを待つ
1~2か月で、自立支援医療受給者証が届きますので
これを持って、病院と薬局にいけば医療費軽減が受けられます。
【注意点】
●有効期限は、1年間です。3か月前から更新申し込みが出来るので
早めに申し込んだ方が損をしなくて良いです。
●利用する薬局を申請時に登録する必要があります。
ブログを始めたばかりで、なぜこの記事を書いたのか・・・
それは、やはりうつ病患者の皆さんにこの制度を知って欲しかったからです。
私の場合は、投薬治療が中心だったので、2~3種類の薬の処方があり
うつ病の極期には一回5000円程の出費がありました。
月に2回通ったとして、
1年間で12か月×2×5,000円で12万円!!!!
完治まで、四年かかりましたので、
合計48万円(ガタガタブルブル)
制度をさっさと利用してたら16万円で済みましたね・・・
実は、最初の2年間は制度を利用していない
理由が2つありまして
①制度を知らなかった
②知った後でも、自分が病気だと認めたくないので
申請にグズッて行かなかった
です。
②のような気持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが
治療費が1/3になるのは大きいですし、金銭的な心配を減らして
治療に専念する方がいいと思います。
また、役所には守秘義務がありますのでバレる事はありません。
今、完治して過ごしていますが何一つ嫌な事は起こっていません(笑)
ぜひ、この制度の利用をオススメいたします。
<おまけ>
うつ病の治療に役立つ事が沢山書いています。
今後紹介したいと思います。