家族がうつ病になった時してほしいたった1つの事
家族や、職場の同僚などが突然うつ病になったら
周りの方はどう接していいか悩む事も多いと思います。
「うつ病患者に言ってはいけない言葉ベスト5 」に声かけについて
少し書きましたが、今回は家族の対応についてお伝えしたいと思います。
うつ病になりたての頃は、本人も病気になってしまった事で
ショックを受けています。
また抑うつ状態に加え、不眠を発症する事も多く
気力がまったく出ない状態です。
人とも話をしたくありません。
そんな時に家族はどうするか。
「そばで寄り添ってあげる」だけでいいんです。
「寄り添う」というのがポイントで、ほどほどの距離感が大切です。
●本人が困ってるなと思ったらちょっと手伝ってあげる
●話をしたそうにしてたら、少し時間をとって聞いてあげる
「私は、何があってもあなたの味方です」
という事が本人に伝わるようにしてみて下さい。
病気のせいで脳が混乱し、イライラして当たってくる事もあるかもしれません。
突然泣き出すかもしれません。
でも、うつ病患者は不安で不安でたまらないのです。
そんな時に、家族の方がこのように支えてくれたら・・・
回復は間違いなく早まります。
義理の母の話ですが・・・
私は結婚して1年目にしてうつ病になり、休職に入りました。
姑さんからすれば
「だまされた!!」と思っても仕方ない状態でした。
息子(旦那)の事もとても心配になったと思います。
うつ病を発症して1~2か月が経った頃に
義理の母に会う事になりました。
私は、姑に合わせる顔がなくて本当に嫌でした。
体調も最悪の状況です。
家に、来てくれたのですが
その時、義理の母が私にとった行動は
「無言でハグ」
そして、
「苦しかったでしょう。大丈夫だからね。」
と一言言ってくれたのです。
私は驚きと、そして彼女の優しさに号泣しました。
その後、30分も滞在しないうちに
彼女は帰っていきました。
この対応にも感謝しました。
うつ病患者は、人と会うと凄く気力を使います。
へとへとになって寝込む事もしばしば。
伝える事だけ伝えたら、去るという潔さ。
彼女は短い時間で
「私は、何があってもあなたの味方です」
という事を伝えてくれました。
完治した今でも、この時の事を思いだすと涙が出てきますし
本当に感謝しています。
今度、義理の両親に何かあった時は
私は全力で助けたいと思っています。
闘病中は本当に周りのご家族も大変だと思いますが
ぜひお体に気を付けて一緒に戦ってあげて下さいね。
ご家族の方に参考になる一冊です