試行錯誤しながら、ママやってます!

うつ病完治➛妊娠出産→海外在住。人生何だか色々です。

うつ病予防にも!ストレスチェックを簡単に行う方法

f:id:uzuenglish:20160708135854j:plain

自分が受けているストレスを簡単に数値化できる資料があります。

 

「社会再適応評価尺度」というものです。

 

これは、1960年代にアメリカのホームズとレイが研究して作り出したものです。 

配偶者の死をもっともストレスがかかる「100」として

様々なライフイベントで感じるストレスを数値化したものです。

 

当時の研究結果によると、1年間のライフイベントによる変化の数値の合計点から、

翌年に、心もしくは身体に健康障害を起こす確率は                                                    

150点以下なら30%、150~300点なら53%、300点以上なら80%以上

となると報告されています。

 

つもりつもった、1年間のストレスによって

翌年に健康を害する可能性があるという事ですね。

 

 

早速表を見てみましょう。

 

 

【ライフイベントのストレス】

 

【1】 配偶者の死・・・・・  100 
【2】 離婚・・・・・・  73 
【3】 夫婦別居生活・・・・・ 65 
【4】 拘留、または刑務所入り・・・・・  63 
【5】 肉親の死・・・・・ 63 
【6】 自分の病気や傷害・・・・・ 53 
【7】 結婚・・・・・ 50 
【8】 解雇・・・・・・ 47 
【9】 夫婦の和解調停・・・・・・ 45 
【10】 退職・・・・・・  45

 

ここまでの10項目は、死が関係していたり

病気であったりが目立ちますが、

喜ばしい「結婚」も意外に高い数値が出ている事は注目です。

他人と生活していくという事はやはりそれなりに

ストレスがかかると考えられています。

 

43項目ありますが、残りを見ていきます。

【11】 家族の病気・・・・・ 44 
【12】 妊娠・・・・・ 40 
【13】 性的障害・・・・・  39 
【14】 新たな家族成員の増加・・・・・ 39 
【15】 職業上の再適応・・・・・ 39 
【16】 経済状態の変化・・・・・  38 
【17】 親友の死・・・・・ 37 
【18】 転職・・・・・  36 
【19】 配偶者との口論の回数の変化・・・・・  35 
【20】 約1万ドル以上の借金・・・・・ 31

【21】 担保、貸付金の損失・・・・・  30 
【22】 仕事上の責任の変化・・・・・  29 
【23】 息子や娘が家を離れる・・・・・  29 
【24】 姻戚とのトラブル・・・・・  29 
【25】 個人的な輝かしい成功・・・・・  28 
【26】 妻の就職や離職・・・・・  26 
【27】 就学・卒業・退学・・・・・  26 
【28】 生活条件の変化・・・・・  25 
【29】 個人的な習慣の変更・・・・・  24 
【30】 上司とのトラブル・・・・・  23

 

「個人的な輝かしい成功」といった

喜ばしい事もストレスがかかるのですね。

 

また、「妻の就職や離職」といった自分以外の変化にも

ストレスを感じるとされています。

 

【31】 仕事時間や仕事条件の変化・・・・・  20 
【32】 住居の変更・・・・・  20 
【33】 学校をかわる・・・・・  20 
【34】 レクリェーションの変化・・・・・  19 
【35】 教会活動の変化・・・・・  19 
【36】 社会活動の変化・・・・・  18 
【37】 約1万ドル以下の借金・・・・・ 17 
【38】 睡眠習慣の変化・・・・・  16 
【39】 親戚づき合いの回数の変化・・・・・  15 
【40】 食習慣の変化・・・・・  15

【41】 休暇・・・・・  13 
【42】 クリスマス・・・・・  12 
【43】 ささいな違法行為・・・・・  11

*(精神科医 Thomas Holmes and Richard Rahe by「Holmes and Rahe stress scale」)

 

クリスマスとあるのは、この基準が作られたのがアメリカである事が影響しています。

日本との違いは多少あれど参考にはなると思います。

 

私は、この表を公的機関にいらっしゃるカウンセラーに教えてもらいました。

 

うつ病になった前の年のライフイベントの点数を足してみたのですが・・・

 

合計:185点でした

 

150点以下なら30%、150~300点なら53%、300点以上なら80%以上

が目安になるので、半分以上の確立で翌年の健康を害すると出ています。

 

具体的におこったのは

「結婚」「転職」「仕事の責任変化」「労働環境の変化」「転居」

「同居人の変化」「食習慣の変化」

といったところでしたが、この年は結構忙しくて

ストレスがかかっていた自覚はありました。

 

一応目安は、300点以上が8割と出ていますが

185点でもうつ病を発症してしまいましたので・・・

用心するに越した事はないと思います。

 

なるだけ、ライフイベントをずらせば(できない事も多いのですが・・・)

リスクは減ると思います。

 

 

「最近、ストレスを感じてるな」と思う方は

病気の予防の為にも

一度計算してみるといいかもしれません。

 

 


評判の良い1冊です